今日思った言葉を綴るページ

日々が当然にすぎる中で、考えを整理したいと思い、始めます☺︎

美しさとは儚さ。儚さとは美しさ

 

19年2月14日

 

 

今日から二泊三日、軽井沢に旅行に来ています。

半年に一回の贅沢として値段を気にせず宿を決め、息抜きの時間を過ごしています。今回は去年できた新しいホテルに宿泊しています。

 

www.legrand-karuizawaresort.jp

 

2月ということもあり、私のような日本人の旅客があまりいません。( すれ違うのは中国の方が多いです。)なので先ほど大浴場を丸々1時間、1人で使いました。

何年かしたら、このホテルの素晴らしさが広がり、多くの方が宿泊に来るはずです。なにせ軽井沢、美味しい食べ物、神聖な教会、晴れていても降る雪、多くの魅力がある場所です。もうこんなに広々とした気持ちで、堂々と大浴場を満喫することはないんじゃないかな、と。ほとんど耳までお湯に浸かりながらふと思いました。

 

 

美しさとは儚さ

 

小学生の頃父親の仕事の関係で、毎年のように夏、軽井沢に来ていました。

森に囲まれた白い古いコテージは15年ほど前では本当に涼しく、朝方は寧ろヒヤッとしていました。旧軽井沢通りの浅野屋でパンを買い、次の日の朝食にしていたこと、森に入ってクワガタを探したこと、必ず父の車にはサザンオールスターズの曲が流れていたこと。

当時のことを忘れていたくせに、また改めてその地へ来ると、写真のように瞬間瞬間が思い浮かびました。不思議です。欲しい時に出ない記憶と、なんとも思っていないのに出てくる記憶。

 

 

私は猛烈に切なかったのです。幼い私を楽しませるために、両親がしてくれていたことを、意図せずに忘れていき、聞かれても答えられない。

美しさとは儚さと同じ意味だな、と改めて思いました。

 

 

美しいと思ったものを、私たちは瞬間記憶しますが、それは決して永遠に続く記憶ではありません。ふとした拍子に、或いは知らないうちに消えてしまうものですよね。

きっと、それは多くのものが対象です。恋愛も友情も、青春も。キラキラと輝く瞬間がいつかは犠牲になるもです。今、この瞬間ですら、薄れていくでしょう。

 

でも、今日の私みたいに部分的に思い出すことができる。

『あ!ここ来たことある!』 『それ知ってる!』

これを繰り返していくこともまた美しさです。両親への感謝が深まり、いつかまた家族で来よう、とやる気にさせてくれる、これから先の青春の目標へと変わったのです。

 

 

今回癒しを求めて軽井沢に旅行で来ていますが、何か自分の中で変化が起きる旅行なのではないかと、ビールを飲みながら、今思うのです。

 

 

shin